山陰や関西を中心に展開するチェーン ストアで働いていた。
一時期、働く店が一緒になって共に働いた。鳥取市の店舗である。

ブラックな思い出はいくつかあるが、コンコースの夏向け殺虫剤企画で午前2時まで売り場づくりをしていた。
そのときKさんはカゴ車とバック ヤードの壁で指を挟んだっけ。いまでも記憶にあるのはけっこう心配していたからかなあ。
そういう流れの中で「そういうものが当たり前」と洗脳された私はパートに残業をしてもらったりと自分でもブラックなことをしていた。
企業風土・企業文化は恐ろしい。それが良くても悪くても「あたりまえのもの」として頭が置き換えられてしまうのだ。

山陰だけに鳥取は雪が多く、定時より早く出勤して「雪かきの前残業」というのもあった。あるいは店舗改装で連日18時間ぐらい働いていたら、人事から時間を削るよう指示があった。また人手がなくて、庭石で指を詰めてもすぐに病院には行けなかった。
と、いろいろあるが。

もっとひどくなると、上司から暴力を受けたり、さらなる上司は不倫と商品の窃盗で結局は左遷後退職になったのもいた。

まあ新任職員の採用研修(研修所に1週間ぐらいか閉じこもり)でおかしくなりそうではあったが。そこのところ福田仁氏の『僕と「うつ」の2人3脚』につながるところもある。


幸いにも、若さがあってか、潰れずにはすんだ。しかし同じエリア配属の同期は私の前にみんな辞めてしまったし、上記「不倫と商品の窃盗」の人間のせいか、私より上の職位、上の年齢2人が辞めてしまった。


しかしまあ個人的にはそういうところを離れ、商品を扱ったり、定番やエンドの陳列をしたりするのが楽しかった。

最終的には将来がないなと思い辞めるに至った。
しかし。最後の店では、国道を挟んだ新規競合店を早々に撤退させたり、売り場陳列見学会みたいなものを各店店長が来てやっていた。

自分にとっては「倍返し」。そういう前々職だった。